- 血液検査で「ストレスの度合い」を見る方法
- 2021年8月23日

「食生活には気を付けているのに、調子が良くない・・・」という方は、「ストレスの度合いが高い」かもしれません。
無意識にストレスをためて、体にダメージを与えている方も少なくありません。
実は、健康診断の血液検査を細かく見ると、「ストレスの度合いが高いかどうか」を把握できます。
内科医・産業医の池田和子先生に詳しく教えていただきました。

【監修】
内科医・産業医の池田和子先生
「リンパ球」の数値で「ストレスの度合い」を見る
血液検査の結果を、手元にご用意ください。
「白血球分画」もしくは「末梢血液像」という区分にある、「リンパ球」もしくは「Lympho」という数値を見ましょう。「リンパ球」は白血球の一種です。
「リンパ球」が35〜40%くらいだと、大きなストレスがなく、自律神経もよい状態。
「リンパ球」が35%より少ない方は、「ストレス度が高い」可能性があります。
「ストレス度が高い」と、自律神経のバランスが悪く、血流が悪くなったり、炎症を起こしやすくなると言われます。
「白血球分画」や「末梢血液像」の検査をしていない方は、次回健康診断を申し込むときに「白血球分画の検査を希望します」と伝えましょう。
ストレス度が高かった場合の対処は?
「リンパ球」が35%より少ない方は、「ストレス度が高い」可能性があります。
今すぐ、
リラックスする生活習慣を取り入れましょう。
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夜は早めに寝て、睡眠不足にならないようにする
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運動不足の方は、軽い運動を取り入れる
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”呼吸” に意識を向ける。腹式呼吸、呼吸法など
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ヨガや瞑想を取り入れる
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笑う。面白い動画・書籍・マンガなどをみる
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音楽・映画・動画など、リラックスで時間を作る
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不安感をあおるような情報・ニュースに、あまり触れないようにする
玄米には、精神の安定に役立つビタミンB群、E、鉄などの栄養素、γオリザノールなどの成分を含みます。食生活に取り入れることもおすすめです。
最近では、モチモチ美味しく炊きやすい玄米の品種も発売されています。
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解説動画でもっと詳しく学ぼう!
血液検査とストレスの度合いについて、詳しく知りたい方は、内科医・産業医 池田和子先生のYouTube動画をご覧ください。
【動画】
ストレス状態かどうかも分かる! 血球検査の見方のコツ
産業医・内科医 池田和子先生の
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