有機野菜を取り入れて、家族の健康を守りたい🥕
でも、「ちょっとお値段が高い…」と感じていませんか?
そこで今回は、上手に食卓に取り入れるために、あらためて有機野菜とは何かを整理してみましょう🌿
有機農産物は何を基準に決まるの?
有機農産物(有機野菜・オーガニック野菜)とは、
農薬や化学肥料を使わず、有機農業で育てた野菜のこと。
「オーガニック」は日本語で「有機」を意味するため、オーガニック野菜と有機野菜は同じものです。
日本では、日本農林規格(JAS)の基準を満たし、認証を受けたものだけが有機JASマークを付けて「有機」「オーガニック」と表示できます。
有機農産物の主なJAS基準📋-
周辺で使用されている農薬や化学肥料が入ってこないよう管理する
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次の期間、禁止されている農薬や化学肥料を使っていない田畑で栽培する
🔹野菜や米など一年生作物…種まき・植えつけ前の2年以上
🔹果物など多年生作物…収穫前の3年以上 -
種や苗も有機栽培されたものを使用する
-
収穫後、有機農産物以外の作物と混ざらないよう管理する
-
組換えDNA技術の利用や放射線照射を行わない
など、厳しい基準が設けられています。
安心なだけじゃない!有機農業のよいところ
有機農業は、農薬や化学肥料に頼らず、できる限り環境に配慮して行う栽培方法です。
手間やコストはかかりますが、未来の環境を守ることにもつながっています🌏
●生物多様性の保全🦋
有機農業の水田では殺虫剤や除草剤を使用しないため、慣行栽培(農薬や化学肥料を使用する従来型栽培)と比べて、生き物や植物の数や種類が増えるという研究報告があります。
●土づくりと地球温暖化防止🌱
堆肥などの有機物を活用することで土壌生物が増え、土の力を維持・向上させます。
また、土壌炭素貯留量が増加する(植物が光合成によって取り込んだ二酸化炭素が土の中にとどまる)ことで、間接的に二酸化炭素の削減にもつながるとされています。
●水質保全と食料の安定💧
化学肥料や化学農薬の使用削減は、化学物質の水路への流出防止につながります。
さらに、日本は化学肥料の原料の多くを輸入に頼っています。国際情勢に左右されにくい食料供給を目指す意味でも、有機農業の推進は重要と考えられています。
今一度整理しよう!有機農業以外の栽培方法
有機農産物以外にも似たような表現を目にしますが、どのような違いがあるのでしょうか。
🌱「特別栽培」
農薬の使用回数と化学肥料の窒素成分量を、地域の慣行レベルの50%以下に抑えて栽培する方法です。
🥬「無農薬野菜」
現在、「無農薬」という表示は原則として禁止されています。
たとえ農薬を使用せずに栽培していても、土壌残留や、近隣の水田や畑から飛散の可能性があるためです。
そのため、「農薬:栽培期間中不使用」などの表示が用いられています。(これは、有機農産物も同様です)
有機野菜の気になる疑問
「気にはなるけれど、実はよく知らない…」
そんな疑問を整理してみましょう。
なぜ値段が高いの❓
農薬や化学肥料を使用しないため、除草や害虫対策などに多くの手間がかかります。
また、害虫被害などにより収量が少なくなることもあり、慣行栽培よりもやや高価格になる傾向があります。
どんな人が購入しているの❓
有機食品を月に1回以上購入しているのは、30〜39歳の子育て世代や、60歳以上の方に多い傾向があります。
ライフステージの変化とともに、食への関心が高まることが背景にあると考えられています。
有機JAS食品はどんな種類があるの❓
野菜や米、果物などの有機農産物だけでなく、有機加工食品・有機畜産物・有機藻類など、さまざまな種類があります。
***
すべての食材を有機にするのは、なかなか難しいものです。
主食のお米だけ有機栽培にする、有機野菜と他の野菜を組み合わせるなど、できることから少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか🍚
生産者の方々への感謝の気持ちも忘れずに、毎日の食事を大切にしたいですね✨
【参考文献】
「有機農業とは」(農林水産省)
「特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A」(農林水産省)
『新・野菜の便利帳 健康編』(高橋書店)
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