「疲れやすい・・・」
「肌の調子が気になる・・・」
「代謝がわるいかも・・・」
こんな方は“ビタミンB群”が不足しているかもしれません。
ビタミンB群の種類
ビタミンB群は全部で8種類。
それぞれ性質や働きが異なりますが、お互いに助け合いながら、様々な代謝に関わっています。
○ビタミンB1 「疲労回復」「糖質を燃やすのに必要」
炭水化物(糖質)のエネルギー代謝に必要な栄養素。疲労回復に役立ち、脳神経の働きを助ける。
→玄米、胚芽表皮、種実類、豆類[大豆・大豆製品]、豚肉、うなぎ など
○ビタミンB2 「脂質を燃やすのに必要」
脂質を燃焼させてエネルギー代謝や細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に関わる。
→玄米、納豆、卵、大豆、緑黄色野菜 など
○ナイアシン(ビタミンB3) 「皮膚や粘膜を健康に保つ」
糖質、脂質、たんぱく質の代謝に欠かせない。アルコールの分解にも関わる。また、脳神経を正常に働かせる効果も。
→かつお節、落花生、かぼちゃ など
○パントテン酸(ビタミンB5) 「抗ストレス」
ストレスに対抗するホルモンを作る。体内のエネルギー代謝を助け、免疫力の維持にも重要。
→納豆、卵、干し椎茸、落花生、アボカド など
○ビタミンB6 「美と女性の味方」
たんぱく質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働く。ホルモンのバランスを整える働きや、精神状態の安定にも役立つ。
→マグロ[赤身]、大豆・大豆製品、ナッツ類、にんにく など
○ビオチン(ビタミンB7) 「髪と皮膚の健康」
皮膚や髪の毛を健康に保ったり、筋肉痛をやわらげたりする。三大栄養素の代謝過程で補酵素として働く。
→大豆、豆類、ナッツ類、きのこ類 など
○葉酸(ビタミンB9) 「女性の健康を保つ」
細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせない。妊娠中の女性は必要量が増える。
→緑黄色野菜、納豆、焼き海苔、大豆・大豆製品、玄米 など
○ビタミンB12 「造血」
赤血球を生成する時に働く。悪性貧血の予防やDNAの合成、神経の働きに必要不可欠。
→魚介類、海苔、藻類、納豆 など
主食を白米から玄米に変えて、ビタミンB群の摂取量UP!
ビタミンB群は水溶性ビタミンなので、体に貯めておくことができません。
そのため、毎日食事から摂取する必要があります。
「けど、いろいろな食材を毎日取るのは大変…」という方は、
主食を白米から玄米に変えてみてはいかがでしょうか。
玄米の胚芽や表皮には、ビタミン、ミネラルなど人間に必要な40種類以上の栄養素をはじめ、食物繊維、イノシトール、フェルラ酸、γ-アミノ酪酸(ギャバ)などのさまざまな健康成分が含まれています。
私たちの体の代謝に欠かせないビタミンB群を、毎日の食事で上手に取り入れましょう。
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