- 食事道から、環境と未来を考える。SDGsにも貢献!玄米・自然食で地球を元氣に!
- 2020年1月27日
「地球温暖化、環境問題が気になるので、何か行動を起こしたい!」
そんな方は、日本の食文化の原点に立ち戻り、食生活を見直してみてはいかがでしょうか。
実は、食と環境問題は密接に繋がっているのです。
適応食の米を選んで「洪水を防ぐ」
日本人の米離れが進み、田んぼが減少しています。実は、田んぼが減ると水を貯めておく機能が低下し、洪水の原因になることがあります。
関東地方には約28.5万ha の田んぼがありますが、この田んぼに貯留される水量は、東京ドーム450杯分以上にもなります。田んぼが減ると、一度にたくさんの水が下流に流れこむことに繋がります。
(関東農政局HP運営管理より)
パンやパスタ、うどんなど小麦を使用した主食を選ぶ人が増えていますが、パンよりも米のほうが脳機能に良いこと、米はメタボを予防するなど、米が健康に役立つというデータも出ています。
(全農HPより)
健康だけでなく、地球環境を良くするためにも、パンやパスタよりごはん(米)を選びませんか?
動物性食品を控えて「地球温暖化を防ぐ」
大気中の温室効果ガス濃度が高まり、気温が上昇する地球温暖化。二酸化炭素(CO2)の量が取り上げられることが多いですが、二酸化炭素よりも「メタンガス」の方が温室効果が高く、問題視されています。
この「メタンガス」、実は牛の出すゲップに多く含まれており、米国が排出するメタンガスの約25%が、牛のゲップだと言われています。(米国環境保庁EPAの推定)
そのため、牛肉を食べる量を控えることは、「メタンガス」の排出を抑え、地球温暖化の予防に貢献できると言えます。
お菓子を控えて「熱帯雨林を守る」
スナック菓子やチョコレートを食べると、熱帯雨林の破壊につながると言われます。一般的なスナック菓子やチョコレートには、大量のパーム油が使われています。パーム油を安く大量に作るために、インドネシアでは熱帯雨林が伐採され、パーム油の原料であるアブラヤシの畑に変わっているのです。
過去30年間にインドネシアで伐採された熱帯雨林の面積は、なんと日本の国土の2/3に匹敵する2,400万ヘクタール。スナック菓子やチョコレートを控えることは、自分の健康を守るだけでなく、地球環境守ることにも繋がります。
地産地消で「省エネ」
食品の輸送には、多くのエネルギーが使われています。できるだけ輸入食品を使わない、地元で取れた作物や食品を使うことで、資源の無駄使いを減らすことができます。
例えば同じ豆腐でも、輸入大豆と国産大豆で作る場合とで比べると、二酸化炭素の排出量は400倍にもなります。
また、主食を米にすることで、小麦などの輸入を減らすことにも繋がります。
食品を輸入するということは、エネルギーを大量に使うということを意識したいですね。
(平成20年 食料・農業・農村政策審議会企画部会地球環境小委員会 会議資料より)
「食事道」でSDGsに貢献
SDGsとは、地球環境の悪化、貧困など地球規模での課題を解決しつつ、「持続可能な発展」を目指そうと国連が定めた目標です。
いま全世界が、SDGsに盛り込まれた環境保護、健康、飢餓や貧困の克服、経済成長、平和と平等の実現など、169の目標の達成を目指しています。
褐コ米酵素が提唱する、
玄米・自然食を中心とした「食事道」の実践とその普及活動は、人の健康だけでなくSDGsにも貢献します。
食事道とは…
日本に古くから伝わる
「食の三原則」を基本とする食の考え方
-食の三原則-
- 適応食
日本人に適した、米や野菜中心の日本の伝統食を心がけましょう。
- 身土不二
自分の住む土地で取れた旬のものをいただきましょう。
- 一物全体食
食物は全体でひとつの命。それを丸ごといただきましょう。
50年後、100年後、未来の子どもたちにきれいな地球を残すためにも、
「食事道」を実践してみませんか?