玄米を麹菌で発酵させている玄米酵素。麹菌は発酵する過程で、食べたものの分解を助ける酵素を作ります。
まずはカンタンな動画で見てみよう!(約50秒)
食べたものを分解する!「酵素」のチカラを目で見る実験 Short ver.
-目次-
1. もっと詳しく!酵素のチカラを比較実験
2. 実験の解説
2-1 実験で用意するもの
2-2 実験手順
2-3 実験結果2. 発酵食品に欠かせない「麹(こうじ)」のチカラ
3-1 麹菌でつくられる身近な発酵食品
3-2 麹菌を発酵させることで生まれる「健康成分」
3-3 発酵により「遊離型ビタミンB群」が増加
4. 麹のマメ知識「麹菌は日本の国菌」
1. もっと詳しく!酵素のチカラを比較実験
【動画】玄米酵素と玄米粉の比較実験(約2分30秒)
食べたものを分解する!酵素のチカラを目で見る実験
2. 実験の解説
2-1 実験で用意するもの
●透明耐熱コップ(200cc位入る大きめのもの)×2
●ティースプーン×2
●片栗粉20g(ティースプーン約3杯)×2
●水少々
●熱いお湯100cc×2
●ハイ・ゲンキ2袋(7g)
●玄米粉7g
2-2 実験手順「目で見る酵素パワー!」
1. コップに片栗粉20gを入れます。
2. 水をコップに1cm程入れて片栗粉をよくかき混ぜます。(水溶き片栗粉をトロトロの状態にする)
3. 熱いお湯100ccを一気に注ぎます(コップの半分程度まで)。スプーンで素早くかき混ぜ、固めの「くず湯」を作ります。
※コップは熱くなっていますので、取扱いにご注意ください。
-CHECK!!-
「くず湯」ができました。「ごはん」と思ってください。片栗粉はごはんと同じデンプン質です。
4. ここで玄米酵素登場!玄米酵素を2袋入れてかき混ぜます。1、2分で液状に分解されます。
5. 1~3と同様に「くず湯」を作り、玄米粉を入れてかき混ぜてみましょう。
6. 玄米酵素を入れたコップと入れないコップのとろみ具合を比べてください。
-CHECK!!-
玄米酵素に含まれる酵素パワーで、
【A】はサラサラな状態に!
2-3 実験結果
酵素によりくず湯が分解され、水のような状態になります。
「ついつい食べ過ぎてしまう…」そんな方にこそ玄米酵素がオススメです。
麹の作る酵素が分解を助ける
玄米を麹菌で発酵させている玄米酵素。麹菌は発酵する過程で、デンプン質やタンパク質を分解する酵素をはじめ、多種多様な酵素を作ります。食べものに含まれる栄養素には、体内に吸収しづらいものもありますが、酵素は栄養を分解し、体内に吸収しやすい形に変えます。
3. 発酵食品に欠かせない「麹(こうじ)」のチカラ
普段私たちが何気なく使っている調味料、味噌・醤油・酒・酢・みりんはすべて"麹(こうじ)"を発酵させて作られています。
麹は、蒸した米、麦、大豆などの穀物に麹菌(コウジカビ)を繁殖させたものです。出来上がった麹は原料の種類により「米麹」「麦麹」「豆麹」と呼ばれています。
麹を使った発酵食品が健康や美容によいといわれるのは、麹菌の
”酵素”生産力と、ビタミンB群をはじめ
健康成分を増やす働きを持つためといわれます。
3-1 麹菌でつくられる身近な発酵食品
味噌、しょうゆ、清酒、鰹節 などがあります。
3-2 麹菌を発酵させることで生まれる「健康成分」
酵素、コウジ酸、アミノ酸・ペプチド、γ-アミノ酪酸(GABA)、遊離型ビタミンB群(B1、B2、B6、ビオチン、パントテン酸、ナイアシンなど)
3-3 発酵により「遊離型ビタミンB群」が増加
食べものに含まれるビタミンB群は、「遊離型ビタミン」に変わり、はじめて腸で吸収されます。玄米を麹菌で発酵させると、吸収しやすい「遊離型ビタミン」が増えることが分かっています。
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4. 麹のマメ知識「麹菌は日本の国菌」
麹を作るのに欠かせない麹菌は日本の環境でしか育たず、かつ、味噌や醤油、酒、漬物などの日本の伝統食品の発酵・醸造になくてはならないものです。
麹菌(アスペルギルス・オリゼー )は、古くから日本の豊かな食文化に貢献してきたことが評価され、2006年10月12日、日本醸造学会により
「国菌」に認定されました。
日本醸造学会の発表文には「今後ますます産業的に重要な菌として医薬品をはじめ、広い分野で有用物質の生産に用いられるであろう。」と書かれているほど、日本の貴重な財産として認められています。