- 旬の野菜で夏バテ防止!おすすめ食材もご紹介
- 2019年8月9日
じっとしていても汗がにじみ出るような、厳しい暑さが続いていますね。
高温多湿の天候が続くこの季節は、夏バテや食欲不振、胃腸障害、お肌のトラブルなど、なにかと健康・美容に影響が出やすくなります。
そんなときに役立つのが、旬の夏野菜たち!旬の食材には、旬にあった効果があります。
今回は、夏に取りたい旬の野菜とおすすめの食材をご紹介します。
夏に取りたい旬の野菜と栄養
トマト
カロテノイド系色素の
リコピンには抗酸化作用があり、熱に強いので加熱しても壊れにくく、油分と一緒に取ると体内での吸収率がアップします。毛細血管を強くする
ケルセチンはビタミンCの体内利用を高める働きがあるので、美肌効果も期待できます。
きゅうり
カリウムを多く含むため、ナトリウムの排出を助け、むくみ予防に役立ちます。また独特の青臭さの成分である
ピラジンは、血液をサラサラにして血栓を予防する効果があります。ぬか漬けにするとビタミンB1が約9倍、カリウムとビタミンKが約3倍、ビタミンCが約1.5倍にアップします。
かぼちゃ
粘膜を強化する
β-カロテンをはじめ、抗酸化作用のある
ビタミンCやビタミンEが豊富。β-カロテンは体内で
ビタミンAに変換し、ビタミンC、Eと一緒に取ることで相乗効果を発揮します。
にんにく
匂い成分である
アリシンがビタミンB1と結合して
アリチアミンという物質に変化し、ビタミンB1による疲労回復効果を高めてくれます。ビタミンB1の多い食品(玄米や大豆など)との相乗効果が期待できます。
なす
なすの紫紺色は
ナスニンと呼ばれるアントシアン系色素(ポリフェノールの一種)で、強い抗酸化作用があります。夏野菜の中でも体を冷やす効果が強く、体のほてりをとってくれます。
ミョウガ
独特な香りの成分である
アルファピネンは、食欲増進、呼吸器の機能を高め血液の循環をよくします。また
カンフェンという成分には、抗炎症作用、抗菌作用があります。
しそ(大葉)
香りの成分
ぺリルアルデヒドには防腐・殺菌作用があり、さらに食欲増進効果や健胃作用もあるとわれます。
ゴーヤ
苦味成分の
モモルデシンは肝機能を高め、血糖値の降下に効果があります。また胃液の分泌を促して食欲を増進させるので、夏バテ解消に◎。ゴーヤの
ビタミンCは加熱しても壊れにくいので、チャンプルーや天ぷらもオススメです。
オクラ
ぬるぬるした粘り気のもとである
水溶性食物繊維(ムコ多糖類)が含まれ、胃の粘膜を保護して、たんぱく質の消化吸収を助け、滋養強壮、疲労回復に役立ちます。
モロヘイヤ
β-カロテン、ビタミンC、E、カルシウム、ビタミンK、鉄、葉酸、食物繊維など、
免疫強化に関わるビタミンとミネラルのほとんどを含みます。
ピーマン
粘膜を強化する
β-カロテンや、美肌効果の高い
ビタミンCと、それを助ける
ルチンを含んでいます。またβ-カロテンには血管をしなやかにする効果もあります。
さらに!夏におすすめの食材
梅干し
梅に豊富に含まれる
クエン酸が代謝を活発にし、疲労回復に役立ちます。また酸味が食欲増進、唾液や胃酸の分泌を促し、消化力も高まります。さらに殺菌効果があり、食中毒を防いでくれます。
大豆・大豆製品
代謝に欠かせない
ビタミンB群を摂取できます。ストレスが多い、疲れやすい、イライラする、といった方にもおすすめです。
ごま
必須脂肪酸の
リノール酸や、LDL(悪玉)コレステロールを減少させる
オレイン酸などが含まれています。また抗酸化成分の
セサミンや
ビタミンE、疲労回復に役立つ
ビタミンB1も取れます。
生姜
抗酸化作用がある香り成分の
ショウガオール、強い殺菌作用がある辛み成分の
ジンゲロンなどを含みます。薬効は細かくするほど高まりますが、空気に触れると減少するので、食べる直前に調理をしましょう。
旬の野菜や効果的な食材を上手に取って、夏を元気に乗り切りましょう。
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