玄米酵素

四季折々の 〜弊社代表・鹿内のメッセージ〜
2019年5月29日

弊社代表・鹿内のメッセージをご紹介します。皆さまの「心の栄養」になれば幸いです。

四季折々の



札幌は長い冬を抜けて、心和む春を迎えています。季節の移ろいは、自然と調和して暮らす私たち日本人の心のより所です。春は春、秋は秋で、この国はどこを見ても同じ姿ではありません。生涯でどれほど訪ね歩くことが叶うのでしょう。

「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」
...月日は永遠の旅人であり、来ては過ぎてゆく年も、旅人のようなものである...「奥の細道」の松尾芭蕉です。

奇しくも、「永遠の旅人」のごとく、1300年の時空を超えて、私たちの目の前にその人は現れました。
「毎日酒に浸れる酒壺になりたい」と言った歌人はかの大宰府で、咲く梅を詠み比べる歌宴を催しました。
「初春の令月」「風和らぐ」と、私たちを「平成」から「令和」へいざなったのです。「大伴旅人」という名こそ、百代の過客に相応しい、と芭蕉なら思ったかもしれません。


安倍首相はこの新しい元号を「我が国の悠久の歴史、薫り高き文化、そして四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと引き継ぐ、の願いを込めている」と話されました。
「平成」は様々な教訓を私たちに残しました。バブル崩壊後、失われた20年を取り戻そうとし、相次ぐ災害の復旧にも全力を挙げてきましたが、不寛容社会、分断社会と言われ、ネットワークの高度化による個人主義の広がりが台頭してきています。
そんな今こそ、経済成長の偏重を見直し、「分かち合う」「寄り添う」ことの大切さを互いに学びあい、感じ取りたいものです。

「旅人(たびと)」が詠んだ歌は、「令和」が、『厳しい寒さの後に見事に咲き誇る梅の花のように、日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたい、そして人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ』というメッセージであると示されました。
西暦はある意味で文明であり、我が国の元号は文化の象徴といえましょう。

「旅行」に終わりがあるなら、「旅」は永遠に続きます。
四季折々の美しいこの国の文化を訪ねる「旅」。
人々とのあたたかなふれあいが、いっそうの彩りを映すでしょう。

大宰府には行きましたが、歌宴を催した大伴邸があった坂本八幡宮はまだです。ぜひ行きたいものです。

芭蕉の終焉の地、大阪御堂筋での句を...
「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」



株式会社玄米酵素 代表取締役社長 鹿内正孝

弊社情報誌『はい!元氣らいふ2019年5・6月号』より

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