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日本語は「気」、英語は「身体」で元気を出す
2022年5月10日

日本語は「気」、英語は「身体」で元気を出す

日本語をそのまま英語にしたり、英語をそのまま日本語に訳したりするのが難しいことってありますよね。

その違いは、文化的なものに影響しているかもしれません。

今回は「元気を出す」の表現から、日本語と英語の表現方法の違いをご紹介します。



日本語は「気」で元気を出す



英語には「頑張れ」や「気合いだ」などに相当する表現がないのをご存知でしょうか。

「諦めるな」や「べストを尽くせ」など"具体的な表現"ならばありますが、「頑」や「気」といった精神的な表現は一般的ではありません。


「気は心」なので目には見えませんが、人を通してみると見えるものです。人との繋がりや精神性を大切にする日本人らしい言葉ですよね。


ちなみに「気」という字はもともと「氣」と書きました。气(きがまえ)の中の「米」は、四方八方に飛び出していく形なので、同じ漢字でもパワーが溢れるように感じます。



英語は「身体」で元気を出す



英語で「頑張れ」をあえて翻訳すると、「Chin up」や「Cheer up」などの表現が近いニュアンスになります。

直訳すれば、

Chin up → アゴをあげろ(うつむくな)
Cheer up → 声をあげろ

という意味で、どちらも身体的な行為に根ざした表現です。


日本語はあくまでも心の内側から"気合い"で元気を出すのですが、英語では"身体表現"を通じて元気を出すのです。

日本語と英語の表現の違いは面白いですね。



姿勢を正せば心も変化する



ある実験(※)で、姿勢を正した状態と背中を丸めた状態で自分の長所・短所を書き出してもらったところ、姿勢を正した状態の方が書いた内容に対する確信度が高いことがわかりました。

姿勢を正せば自信が持てる度合いが変化するわけです。

「健全な魂は健全な肉体に宿る」という昔の詩人の言葉があるように、姿勢を正して"まずは形から"も大切にしたいですね。

※Brinol, P, Petty, RE, Wagner, B. Body posture effects on self-evaluation:A self-validation approach cartoons. Eur J Soc Psychol, 39:1053-1064,2009






【参考】書籍「脳には妙なクセがある」池谷裕二

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