玄米酵素

「商品を売るというより、真の健康と幸せをお届けしたい。」〜創業者・岩崎輝明〜
2018年7月1日

「商品を売るというより、真の健康と幸せをお届けしたい。」〜創業者・岩崎輝明〜

情報誌『はい!元氣らいふ(2011年11・12月号)』より、株式会社玄米酵素 創業者・岩崎輝明のインタビュー記事をご紹介します。


-目次-
1. 古来より伝わる食の三原則を「食事道」と名づけ提唱
2. 「医食同源」の道を追求する 日本綜合医学会の理事長としても活躍
3. 今後はサロン展開を基盤に、より多くの人に真の健康と幸せを届けたい




1. 古来より伝わる食の三原則を「食事道」と名づけ提唱


この40年、私たちは玄米酵素の普及に努めてきましたが、健康に不安のある方が、食事を改善しないで玄米酵素を食べるだけ、というのでは本質的な解決にならないと考えています。病気になるのは原理原則を外したからで、健康の基本はやはり”食”にあります。そして、その食の基本といえば、日本で古くから受け継がれてきた「食の三原則」にあります。

「食の三原則」とは、一つ、「適応食」。これは、歯の形や腸の長さにより動物それぞれに適応食がある、というもの。猫はネズミ、パンダは笹、コアラはユーカリといいますが、人間の場合は米です。成人の歯の32本のうち20本は臼歯ですから、本来人間は穀物菜食に適しているのです。加えて日本人は、腸の長さが欧米人に比べて長く、肉食よりも菜食に適しています。二つ目は、「身土不二(しんどふじ)」の法則です。元々は仏教の教えからきた言葉ですが、自分の身と土とは一体であり、自分の住んでいる国、土地で採れた旬の物を食べようというもの。三つ目は、「一物全体食」のすすめです。食べ物は、全体を丸ごと食べる。米なら玄米、パンなら玄麦、魚なら小魚、大根なら葉も根も皮も食べる。全体を食べることで、ビタミンやミネラル、食物繊維、その他ファイトケミカルといった有効成分も取ることができるわけです。

こうした「食の三原則」を私たちは「食事道」と名づけ、提唱してきました。この食事道という考え方は、幕末に生まれ、明治時代に食育を唱えた食医石塚左玄が提唱した”食養”(「食は命なり」)に端を発しています。また、日本には昔から道の文化があります。お茶は茶道、お花は華道といいますから、食事の道は当然ある、と。そこで私は「食事道」という言葉を用い、広めようと努めてきたのです。



2. 「医食同源」の道を追求する 日本綜合医学会の理事長としても活躍


この石塚左玄の「食養」の考えを継承し、病気にならない医学・医食同源の方法を社会に広める活動をしているのが、NPO法人・日本綜合医学会です。もう半世紀以上前から、食医学(食養)を推進しており、私は現在そこの理事長も務めています。

初代会長は、医学の聖者と呼ばれ、文化勲章も受章された二木謙三博士。第四代目の沼田勇博士も軍医として活躍し、コレラ感染者を防ぐ水分摂取の指導で、後にWHOから感謝状をもらった人です。代々、素晴らしい人たちが会長を務めているのですが、現在の七代目会長、渡邊昌先生も、輪をかけてすごい人。かつて国立がんセンターの疫学部長をしていて国立健康・栄養研究所の理事長で、生命科学振興会の現理事長。つまり、西洋医学のリーダーでありながら、食事の大切さ、食養の必要性を知っている先生なんですね。非常に知名度の高い西洋医学者ですが、「西洋医学には食事のことがすっぽり抜けている。医者は栄養学も食事のことも充分分かっていないから、食源病を治せない。だから、医学に食事を取り入れなければいけない」という考えを持っているんです。自らの糖尿病を食事療法で治したという経験もお持ちです。渡邊先生の会長就任は、私がぜひとも、とお願いしました。私自身は、医学部出身ではありませんが、食養の大切さを発信することで、多くの人々が健康な心身を取り戻せると、志を同じくしているわけです。



3. 今後はサロン展開を基盤に、より多くの人に真の健康と幸せを届けたい


(株)玄米酵素の設立から40年が経ちましたが、まだまだ道半ばのよう感じています。目指すところは、玄米酵素の愛食者を60万人にすることです。この60万人というのは何かというと、国民1人当たりの生涯医療費は2500万円ですから、食事改善と玄米酵素の補食で、この生涯医療費は半減できます。それで計算すると、7兆5千億円の医療費削減と推測しています。これは大きな数字です。

医療費の節約を目指し、元氣な人・元氣な日本を作るために、今年は”玄米酵素人フィロソフィー”というべきものを作りました。「し・か・し感動と、夢の挑戦」というのが頭文字です。「し」は社会貢献と生き甲斐のために。「か」は家族の健康と幸せのために。もうひとつの「し」は仕事を通じて自分の成長のために。「感動」と友情の共有のために。そして60万人の「夢の挑戦」と実現で豊かな生活のために。

この夢を実現するにあたっては、全国に2000店くらいの「サロン」を作り、地域の人々が集う食育の場にしたいと思っています。高齢化も加速しますから、年配の方を対象にした健康講座や軽い運動、趣味の講座を開いたり…。健康茶などを飲みながら、食事指導や食事教育を行い、併せて玄米酵素の良さも知っていただく。そうしたサロン1店舗あたり300人の愛食者ができれば、60万人に達することができます。

実際にどのように展開するかは、まだこれからですが、50周年に向けて、玄米酵素人フィロソフィーを共有・実行していきながら、2000店のサロンを作っていきたいと思っています。自分の欲は小さく、社会を良くするための欲は大きく。そうして、多くの方に、真の健康と幸せをお届けする、これが今後も変わることのない私たちの目標とするところであります。


情報誌『はい!元氣らいふ(2011年11・12月号)』
巻頭インタビューより

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