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玄米食がよい理由

人間に必要な40種類以上の栄養素のほとんどを含む玄米は、まさに栄養の宝庫

一粒の種籾から2,000〜3,000粒の米粒を実らせる稲、収穫後の籾殻から糠、藁まで、すべてが利用される稲は、まさに日本民族のいのちの根、日本国民の文明文化の根です。

その特徴は、

  • @保存性が抜群に高く、長期間の保存に耐えること
  • A生産性の高い作物であること
  • B栄養価が高く、栄養バランスにおいても優れていること
  • C美味しいこと

が、あげられます。

玄米は、稲から、もみ殻を取り除き、胚芽や表皮が残っている状態の米です。
バランス良く豊富に含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維、その他の有用成分などを含んでおり、主食としては大変優れ、最近では世界中で注目されています。

胚芽 胚乳 表皮

玄米には白米の数倍の栄養素が含まれている

玄米には人間に必要な40種類以上の栄養素のほとんどが含まれています。しかし、玄米に含まれている栄養素の多くは、精米する時に削ぎ落されてしまいます。玄米ごはんは、白米ごはんと比べるとビタミンB1は約8倍、ビタミンB6は約11倍、ナイアシンは約15倍、食物繊維は約5倍も含まれています。

栄養素

例:ビタミンB1の場合
玄米ごはん100gに含まれるビタミンB1と同量のビタミンB1を取ろうとすると、白米ご飯にこれだけの副食をプラスしなければなりません。

ビタミンB1の場合

玄米に含まれる主な健康に役立つ成分

  • 食物繊維(不溶性)
  • アラビノキシラン
  • イノシトール
  • IP6(フィチン酸)
  • Γ−アミノ酪酸(GABA「ギャバ」)
  • フェルラ酸

玄米の弱点こんなにカラダに良い玄米がなかなか広まらない理由

優れた点の多い玄米ですが、現代人にとっては、調理に手間がかかる、味覚が合わない、消化を助けるために良く噛まなければならないなど、様々な障害も。一般的に広く普及したとは言えないのが現状です。
玄米を消化・吸収しやすくするために麹菌を加えて発酵させたのが、玄米酵素食品(玄米酵素)です。

人間にとって必要とされる栄養素

人間にとって必要とされる栄養素

玄米に関するQ&A

Q玄米の皮に農薬がついている場合、かえって身体に悪いのでは?
A稲の籾殻だけを除き、果皮も種皮もそのままいただく玄米。その分、農薬の影響を懸念する人も多いでしょう。実は、残留農薬が体内に残る率は、玄米食より白米の方が多い、というデータがあるのです。これは玄米が完全無農薬でなかったとしても、玄米に含まれる食物繊維やフィチン酸(IP6)が、農薬だけでなく腸内の汚れと一緒にデトックスしてくれるためです。特にフィチン酸は、農薬の他、体内に蓄積されている化学物質を吸着して排出する力もあるため、現代人にとっては力強い味方になります。
その事実を踏まえると、低農薬、無農薬の玄米を食べるに越したことはないですが、あまり神経質にならなくてもよいでしょう。
Q玄米が合わない人はいますか?
A胃腸が弱い方、咀嚼力、消化力が低下した高齢者は、玄米の食物繊維が胃腸にとって負担になるため、玄米粥や、少し精白したごはん(5分づき玄米など)にされた方がよいでしょう。玄米を使った加工食品(玄米もち、玄米粉、FBRAなど)を補うのもよいです。
Q玄米のアブシジン酸は、生命体にとって毒になると聞きましたが…
Aアブシジン酸とは、植物が乾燥から身を守るために分泌する植物ホルモン。このアブシジン酸が人間の細胞のミトコンドリアに対して毒性を持つ、という意見もあります。植物ホルモンは、あくまで植物に作用するものであり、人間に影響するとは考えにくいものなので、さほど気にする必要はなさそうです。
もし気になる場合、アブシジン酸は浸水することで分解されるため、浸水時間を長めにして炊くとよいでしょう。
Q玄米のフィチン酸がミネラルの吸収を阻害するって本当?
A玄米のフィチン酸は、以前、「鉄や亜鉛などのミネラルの吸収を阻害したり、体内のミネラルを排出したりする」という風評が、確たる科学的根拠(エビデンス)のないままに取りざたされていました。
しかしその後、世界中の多くのグループで研究がなされ、上記の事実はないことが証明されています。
たとえば、米国コロラド大学の研究グループは、「食事に含まれるフィチン酸の量は亜鉛の吸収に影響しない」という報告をしています。(ジャーナル・オブ・ニュートリション オンライン版2015年6月24日)
また、米国アイオワ州立大学などの研究グループは 「フィチン酸を日常的に取ることで、血液中の鉄濃度を増やし、貧血を防ぐことができる」という報告をしています。(ジャーナル・オブ・ニュートリション オンライン版2015年6月3日)
現在ではむしろ、フィチン酸の持つ抗酸化作用、抗がん作用、毒素排出作用といったメリットに注目が集まり、サプリメントなども販売されています。